インタビュー
Interview
Interview
司法修習期:71期 / 入所:2019年
色川法律事務所との出会いは、法科大学院時代のエクスターンシップの時でした。エクスターンシップにおいて裁判に同行した際の相手方が色川法律事務所でした。若手にもかかわらず積極的に発言する色川法律事務所の弁護士の姿を見て、単純に「かっこいいな」と憧れました。その後、サマークラークに参加した際に、若手であっても自主性が尊重されるという話を聞き、もともと医療分野に興味があったこともあって、入所を決めました。実際に入所した後もその期待は裏切られずに、「ただ言われたことをする」のではなく、自身で責任をもって解決策を考えて、さまざまな案件に主体的に関わっています。若手であっても責任ある仕事を任せてもらえたため、その分判断に悩むことは多くありましたが、「自分の意見を聞いてもらえている」と感じながら案件に取り組むことができ、弁護士として日々成長できていると実感します。
入所以来、破産法、労働法、会社法、知的財産法、情報法や行政法分野から、交通事故や相続、刑事事件など個人の方を依頼者とする案件まで多岐にわたるさまざまな分野の案件を担当しました。また、セミナーや執筆など自身の知見を深めることができる機会も多くあります。
私の場合は医療機関からご依頼いただく案件が比較的多いのですが、医療事故の案件では、病院、患者、その家族など、関わった全ての人々に重い現実が突きつけられます。なぜそのような事故が起こったのか、現場ではどのような動きがあったのか、医師や看護師、事務の方々などからしっかりとヒアリングすることを特に大切にしています。私たちは医療機関の代理人ではありますが、解決に導くために患者側の視点に立った意見も依頼者に提供するなど、客観的に一歩引いた立場で、各事案に応じたアドバイスを行うことを心がけています。
そして、このことは医療分野に限ったことではありません。弁護士の扱う分野は、例えば「医療事故」「交通事故」などのカテゴリーでまとめたりしますが、その内実は千差万別です。それぞれに異なる状況と背景があり、それぞれに異なる思いをもった人々が存在しています。自主性を重んじるこの事務所に入所したからこそ、状況を型にはめることなく、その場その場で悩み続けながら、臨機応変に考え対応することが重要であることを学びました。
色川法律事務所の特長は、医療機関や地方自治体などからのご依頼があることや大企業の顧問先が多いことですが、それは長年の信頼や実績があるからではないかと感じています。
色川法律事務所では、クライアントからのご相談やご依頼に対して、類似したケースであってもリサーチを十分に行い、それぞれの状況やクライアントのニーズに応じたリーガルサービスを提供し、一つひとつの案件に真摯に、かつ丁寧に取り組んでいます。私も、色川法律事務所で行われてきたクライアントへの真摯で丁寧な対応を受け継ぎ、どのようなご相談に対しても、それぞれの事情について考えを巡らせながら、それぞれの状況に応じたリーガルサービスを提供していきたいと思っています。
色川法律事務所は所属弁護士の連携や意見交換が活発で、お互いの専門分野の知識を活かしながら、事務所全体でクライアントの問題解決にあたっています。私もクライアントからのご相談に関して事務所内の弁護士全員に意見を求めることが何度もありましたが、担当案件ではないにもかかわらず多くの弁護士から親身なアドバイスをもらいました。深い専門性をもった他の弁護士からの助言もあってミスを恐れることなく積極的に行動していくことができますし、クライアントに対してはより良質なリーガルサービスを提供することができていると思います。
また、教育体制についてはOJTを中心に行っています。1人の弁護士だけでなくさまざまな所属弁護士と一緒に案件を担当しますので、それぞれの弁護士の仕事のやり方を見て学べるため、それぞれの良い点を取り入れて成長できます。
新人であっても主体性をもって問題に対して深く考え、先輩弁護士のさまざまな意見を参考にしながら行動する機会が豊富なため、弁護士に必要な多角的にものごとを考える力を磨くことができるのではないかと思います。