紛争・争訟

Dispute & Litigation

専門性の高い様々な案件で培った経験と知見

紛争・争訟を適切に解決するために、弁護士には、正確な法的知識は当然のことながら、証拠資料の収集や事情聴取等の調査を踏まえた事実認定、経験や知見に基づく事件の見立て、対応方針の立案、相手方との交渉、裁判所に対する説得的な主張展開等、問題解決を実現するための様々な能力が求められます。
当事務所は、創業以来、企業法務を中心に、様々な分野で多数の紛争・争訟(とりわけ、大型案件、専門性の高い案件、複雑な案件、世間の注目を浴びる案件等)に代理人として関わってきました。これまでに得た経験・ノウハウを脈々と継承しつつ、各弁護士が日々研鑽を積み、1つ1つの案件に真摯に取り組み、経験を共有し合うことによって質の高い業務を提供しています。

取扱い案件の例

労働争訟

  • 入門と始業時刻との間の時間及び終業時刻と出門との間の時間が労働時間にあたるかが争われた事件
  • 派遣労働者の派遣先企業が労働組合法7条の「使用者」にあたるかが争われた事件
  • 呼称変更が女子従業員に対する55歳定年制を維持する目的であるかが争われた事件
  • 昇進・賃金格差が男女差別によるものかが争われた事件
  • 併存組合下における誠実交渉義務と中立保持義務に関する不当労働行為再審査命令取消請求事件
  • 定年後再雇用と高年齢者雇用安定法に関する損害賠償請求事件
  • 建設アスベスト訴訟

医事争訟

  • 未熟児網膜症につき、担当医師の注意義務違反が争われた事例
  • 重度の髄膜炎に罹患した乳児に対し、ルンバール検査を実施し又は実施可能な他の医療機関に転送する義務について争われた事件
  • 向精神薬(フェノバール)の副作用で失明状態になったことにつき、その選択、投与量、投与期間の判断に関する注意義務違反が争われた事例
  • 新生児の死亡につき、陣痛促進剤の投与、胎児心拍監視にかかる注意義務違反が争われた事例
  • 肝硬変の患者に対する生体肝移植のインフォームド・コンセントの不実施等の過失又は説明義務違反が争われた事例
  • 医薬品の添付文書に記載された使用上の注意事項に従わなかったことにつき当該医薬品を投与した医師等の注意義務違反が争われた事例
  • 未破裂脳動脈瘤に対するコイル塞栓術における医師の注意義務、説明義務違反が争われた事件

薬事争訟

  • サリドマイド事件
  • スモン事件
  • 大腿四頭筋拘縮症事件
  • クロロキン事件
  • 薬害エイズ事件
  • C型肝炎訴訟

行政争訟

  • 懲戒免職処分の裁量権踰越濫用が争われた事件
  • 商業宣伝放送差止等請求事件
  • 大阪地蔵像違憲請求住民訴訟事件
  • 大阪都市計画事業等事業計画決定取消請求事件
  • 大阪府知事交際費情報公開請求事件
  • 土地収用に伴う補償の内容をめぐる事件
  • 明石歩道橋事故国家賠償請求訴訟

環境争訟

  • 大阪市営地下鉄二号線工事事件
  • 西淀川大気汚染公害第一次訴訟
  • 下水道施設の設置・管理の瑕疵が争われた平野川水害訴訟事件
  • 関西電力高浜原発運転差止請求事件

会社法関連争訟

  • 弁護士を代理人とする株主総会における議決権の代理行使の申出を拒絶したことの適法性について争われた事件
  • 合併比率が不合理、不公平であっても存続する会社自体には何ら損害は生じないとして株主代表訴訟が棄却された事件
  • 銀行がリゾート開発会社に対して行った融資をめぐる株主代表訴訟

知財争訟

  • 特許権侵害を理由とした差止・損害賠償請求訴訟(後発医薬品について薬事法所定の承認を申請するため必要な試験を行うことが特許法にいう「試験又は研修の為にする特許発明の実施」に該当するかが争われた事件(膵臓疾患治療剤事件))
  • 意匠権侵害を理由とした差止・損害賠償請求訴訟
  • 著作権侵害を理由とした差止・損害賠償請求訴訟(エジソンのお箸事件、街路灯デザイン事件等)

金融関連争訟

  • 社債購入にあたって説明義務違反が争われた訴訟
  • 仕組債の売買契約につきその勧誘が適合性原則に反するか争われた訴訟

IT・情報をめぐる争訟

  • 発信者情報開示請求事件
  • 消去命令申立事件
  • ログイン情報開示請求事件
  • システム開発にかかる業務委託料請求事件、損害賠償請求事件

独禁法関連争訟

  • 一定のバス路線について免許申請を制限する乗合バス事業者間の協定が私的独占に該当し私法上無効とされた事件

一般民商事争訟

  • 公共ニュース放送による名誉棄損損害賠償請求事件につき真実性の証明が争われた事件
  • 賃借建物の通常の使用に伴い生ずる損耗について賃借人が原状回復義務を負う旨の特約が成立していたかが争われた事件