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「令和4年 株主総会セミナー」を実施しました

令和4年3月8日に当事務所主催の株主総会セミナーをWEBで実施しました。
当日は、「株主ではない弁護士の代理出席~札幌高裁令和元年7月12日判決」(講師:髙橋直子)、「役員が株主を兼ねる場合の注意点 井上金属工業事件を参考にして」(講師:嶋野修司)、「株主の議決権行使をどのように取り扱うか(アドバネクス事件と関西スーパー事件を踏まえて)」(講師:堀田克明)という3つのテーマについて講演しました。
「株主ではない弁護士の代理出席~札幌高裁令和元年7月12日判決」では、札幌高裁令和元年7月12日判決の概要を紹介した上で、定款の制限の例外として株主ではない弁護士の代理出席を認めるかについての議論を整理し、株主ではない弁護士が代理人として総会に来た場合の実務対応について解説しました。
「役員が株主を兼ねる場合の注意点 井上金属工業事件を参考にして」では、大阪地裁平成16年2月4日判決を参考にして、株主を兼ねる役員が株主総会において議決権を行使する際の注意点を確認し、考え得る複数の対応策について解説しました。
「株主の議決権行使をどのように取り扱うか(アドバネクス事件と関西スーパー事件を踏まえて)」では、近時話題となったアドバネクス事件と関西スーパー事件の各判決が地裁と高裁で異なったポイント、裁判所の考え方、今後の実務における注意点等を解説しました。